畳の部屋

田舎生活を成功させる上での一つの指標が「環境」です。環境というと一般的に「外」のことを連想しがちですが、住居内の環境と外周辺の環境を総合して「田舎暮らし」なので両面を考える必要があります。

外の環境は自分に合っているかどうか

田舎へ移住する上での環境は事前の調査や現地への下見の際に感じた「印象」と自分が実際に田舎に住んでみて感じた「実感」の2ツに分けることができます。

最初の印象が良かったから田舎へ移住するのですが、住んでみての「実感」はどのようなものでしょうか?印象と実感の食い違い(ギャップ)が田舎生活を困難にさせる最大の要素の一つです。

周辺(外)の環境は引っ越す以外に変えることができないので、いきなり田舎に家を建てるのはリスクが伴います。最初に賃貸で住んでみてその後家の購入を私が勧めるのはその理由からです。[関連記事]

それで、最初の1年間は地元で、なおかつ具体的にどこに住みたいか-調整期間とみなすならば仮に自分の「実感」に合わないことが判明したとしても調整することができます。

私自身の経験として、同じ田舎の地域で引っ越したことがありますが、同じ村内でもこんなに環境や印象が異なるんだと言うのが率直な感想です。

家の中の環境をカスタマイズする

仮に物件を購入するか建てるとして、家の中の環境をどのようにカスタマイズすることができるでしょうか。以前の住居環境に近いものにするか田舎らしくするかです。

一般的に言って、古民家のような場所に住むのでなければ以前の住居環境に近い状態にするのが快適だと思います。古民家のような家の暮らしも憧れますが、居住環境は都市生活とは異なります。

それに加えて、もし山間部に住むのであれば冬場の対策も必要です。私自身も東京から山間部の寒い地域に引っ越したので必要性を痛感しました。

関東圏でしたが冬場はマイナス10度にまで下がることもあり、都会で使っていた電気による暖房はほとんど役に立ちません。家を建てるにしても購入するにしても暖房に関しては万全を期したほうが良いでしょう。