1つ前の記事で汲み取り式トイレについて詳しく書きましたが、この手のトイレには「煙突」というものが取り付けられています。

要は便槽の排気を行う装置なのですが、これが折れてしまうと一体どうなるのか解説したいと思います。

家全体がトイレに早変わり

私の住んでいた地域は北関東の山間部に位置するところです。今は暖冬で積雪量も減りましたが、以前は一度まとまった雪が降ると軽く30センチ以上は積もる地域です。

それに加えてわが家の屋根はトタンのような簡単なものだったので、積もった雪がまとまって下に落ちてきます。

ある雪の日に屋根から滑り落ちてきた雪が屋根に向かって突き出ている煙突を直撃して折れてしまいました。煙突自体は単に塩ビ管を繋げただけで簡単な構造です。

塩ビ管を金属製の鎖で家側につないでいるだけなので、かなりの重量のものがぶつかると折れてしまします。

塩ビ管の煙突に雪が直撃する

雪が直撃して煙突が折れた結果・・

家全体がトイレの臭いで・・

何とも言えないトイレの臭いが家全体に立ち込めて・・まるで家がトイレに変わってしまったようでした。部屋から押入れに至るまであらゆるところがトイレの臭いに侵されて・・

塩ビ管は地面付近の根っこが抜けただけだと簡単に元通りになりますし、管を支えている鎖も繋ぎ直せば良いのですが、上部に取り付けてあるファンが壊れると買い直さなくてはなりません。

時間がかかればかかるほど家全体がトイレになっていくようで何とも悲惨な経験をしました。通常はまとまった雪が崩れてくることは滅多にないのですが、わが家は大当たりでした。

その他台風などが来ても折れることがあるかもしれません。普段は何気に見ているトイレの「煙突」ですが、本当に大事なものなので折れてしまわないことをただ願うばかりです。