廃屋
【イメージ図です】

田舎暮らしを検討している方にとって住まない方が良い地域があります。
それは因習の強い地域(あるいは部落)です。

”因習の強い”という表現には様々な意味があると思いますが、田舎暮らしをしていた私なりに感じた点をここでは書き記しておきますので参考にしてください。

因習の強い地域の特徴とは?

地域全体が内向きな雰囲気:物件の下見に行った時に近所の人に挨拶をしても続けざまに無視されるとか奇異な目で見られていると強く感じたら注意が必要です。実際に越してきても同じ扱いを受ける可能性があります。

さらに自分の感覚からして「ちょっと違うなぁ」と感じたらその感覚は間違いではないかも知れません。周辺がどんよりとした雰囲気や人柄ばかりの所に住み続けるのもキツイですよね。

望まない葬式の手伝いに駆り出される:これはどこの田舎でもありがちなパターンですが、参加するよう圧力を掛けられるかもしれません。

辞退すると村八分になりかねない恐れもあります。(それでも参加する必要はないと思いますが・・) 地域によっては地元独特の儀式のようなものがあったりします。

ちょっと変わった人達がいる:因習の強い地域は全体的に内向き傾向にあるので、変わった人が少なくありません。必要以上に関わるとトラブルに巻き込まれることもあるので注意が必要です。

そう言った地域では外から越してきた人は「所詮よそ者だ」という目で見られることも少なくないので、地元の人と仲良くなるのは難しいかもしれません。

どうやって因習の強い地域だと見分けるか?

物件を探している時に不動産屋さんに確認することができるでしょう。

しかし、地元に住んでいる人でない限り実際の状況は把握していないので知らなかったり、不動産屋も物件を売りたいのでどこまで本当の事を言ってくれるのかは分かりません。

信頼できる業者さんを見つけるのがコツです。

地元の人への取材:地域に住んでいる人に実際に聞くことができます。

同じように外部から越して来た人であるならば「外者の目」を持っているので客観的に地域の実情を捉えているでしょう。村に嫁いできたお嫁さんたちは比較的聞きやすい対象です。

近所の商店も重要な情報源:(同じ部落だと本当の事を言ってくれるかは微妙)近隣の地域で聞くこともできるかもしれません。商店は地域の人達が行き交っている場なので、色々な情報が流れてきます。真偽は自分で取捨選択しましょう。

最後は自分の直感が頼りになる

色々と書き連ねましたが、最終的には自分の直感が頼りです。地域を車で回ってみたり直接聞き取りなどを行なって総合的に住めそうなのかどうか自分の感覚と照らし合わせて決定しましょう。

すこしでも不安があるならば、万が一の時に撤退できるようにするために最初は賃貸で1~2年暮らしてからその地域に定住するかどうか決めるのが無難かもしれませんね。