旧式の建物

田舎への移住を決定してから現地に住み始めるまでに様々なプロセスを経なくてはなりませんが、ここでは田舎での物件の選択肢について考慮したいと思います。

借りるか、買うか、建てるか、それが問題だ

結論から言うと、購入する予定(中古・新築)のある方ならば、まずは賃貸で地元に住んで現地の状況に慣れてからの購入をおすすめします。(理由はこちらの記事を参照

金銭的に購入するまでのゆとりがないか、数年だけ住んでみたいと考えている方の選択肢は賃貸物件になるでしょう。いずれにしても「まずは賃貸物件に住む」のが無難な選択肢となります。

その後は中古物件を買うか新築で建てるか?

仮にその地域へ定住すると考えて家を購入するとしましょう。その場合中古物件を購入するのが良いのか、あるいは新築で建てたほうが良いのか悩むところです。

本当の田舎の地域では中古物件というのはごく僅かになります。私が以前に住んでいた地域も「空き家バンク」というサイトにいくらか中古物件が載せられていました。

参考サイト:ニッポン移住・交流ナビ(空き家バンクの紹介があります)

自分が田舎で住んでいた経験・物件を見た感触・物件の価格などを照らし合わせると「二の足を踏んでしまう」と言うのが率直な感想です。

もし売主と個人売買で家を手に入れるのであれば、事前の建物診断&リフォーム等の概算見積もり等は必須になります。なおかつ以前に建てられた住居の間取りが自分にとって最適かどうかは難しい問題です。

田舎の家は大抵各部屋が大きく作られており、密閉性などはあまり期待することは難しいでしょう。田舎の大枠な作りの家を特定の目的で使用するのであれば話は別ですが、日常生活では使いづらい物件も少なくありません。


それに加えて田舎自体は土地の取得代がさほどかからないことを考えると、よほど条件が良い物件がない限り新築で建てたほうが総合的に見て安心なのは確実です。

ただ、そうは言っても金銭的な問題や自分が許せる許容範囲は人によっても異なるので、中古物件も選択肢の一つとして考えつつ新築で建てるのと比較してみることをおすすめします。