これから田舎へ移住する方の多くは既に都市部に住宅を所有している方が多くいます。今後田舎への転居をきっかけに現在の家をどうすれば良いのか幾つか考えうる要素を紹介したいと思います。

貸すと収入は得られるが余分の手間はかかる

どれだけ田舎で生活できるか不確定で元の家に戻る可能性がある場合に家を貸すという選択肢を取る方もいるでしょう。メリットは定期的に収入が見込めるのと人が住まないことによる家の痛みを回避できることです。

家は誰も住んでいない状態で放っておくと状態が悪くなってゆきます。田舎の住まいから遠い場所だと定期的な換気をするのも手間がかかり面倒になってゆきます。

家が築浅であれば問題ありませんが、それなりの年月が経過していると借り主のために定期的なメンテナンスが必要になってくるので余分な手間になることもあります。

自分が購入した家に見ず知らずの人が住むことに抵抗を感じる人もいるので誰にも貸さずに空き家の状態を保つことも一つの選択肢です。

いずれにしても建物の固定資産税がかかります。

売ると戻る家がなくなってしまう

仮に都市部の家を売却するとなると何かあった時に戻る家がなくなることになるので、本当に田舎の土地が気に入って自分や家族も暮らしてゆけることが明らかになるまでは売るのを控えたほうが良いでしょう。

それでまずは田舎で物件を購入する前に賃貸物件に住み続けて「田舎で永住する」ことを決めて新たな家を購入してから都市部の家を売却するのは賢明な判断です。

それまでは田舎の家に住みつつ都市部の家を維持してゆく形になります。同時に2つの家が存在することになるので費用の負担も計算に入れてから田舎への移住計画を立てられることをおすすめします。