家のリフォーム設計

中古で物件を購入するとなると同時に気になるのがリフォーム代です。リフォームの程度は各物件によって異なりますが、都会の環境で慣れていた人が田舎でそれなりに整った暮らしをするためには必須になるでしょう。

家の隅々までしっかりとチェックしておく

代表的なリフォームの箇所はトイレです。田舎では今だにボットン便所の所が多く、衛生面に不安を感じるならば改築が必要です。

田舎の多くの地域は下水処理施設が整ってない所も多いので家の土地に浄化水槽を設置します。助成金が出るかどうか、どの程度の物を取り付けるかにもよりますが、100万以上はかかると見てよいでしょう。

他には台所や風呂場などの水回り、各部屋の畳や壁紙の張替え、部屋の洋式化等があります。どの程度までリフォームするかは家の状態と個人の好みで異なりますが、安く済むものではありませんね。

購入を決定する前に建物全体の状態を診断しなければなりませんが、特に目に見えない部分、屋根や土台などと言った箇所も見逃せません。

それらを総合的に判断して概算見積もりを出してもらいます。この時点で不安な箇所は決める前に遠慮無く聞いておいたほうが良いでしょう。

目に見えない部分の診断や見積もり金額などを含め、素人では良し悪しを判断しかねる部分もあると思います。信頼できる業者さんを見つけること、自分でもできるだけ予備知識を学んでおけば納得してお願いすることができます。

ここまで考えると新築でも良いのでは・・

・・と思われた方もいるかも知れません。

これは私も同感です。もし古民家のような家を大々的に改装するのであれば話は別ですが、例えば土地付き500万の物件を500万近く出してリフォームする価値が果たしてあるのかと思います・・

ちなみに田舎で築20~30年位経過して誰も住んでいなかったような家は結構傷んでいる事も少なくありませんし、元々その家に価値が有るのか考えなくてはなりません。

それで簡単なリフォーム程度で十分住める程度の物件であれば良いのですが大々的に改築しなくてはならない物件は、建物そのものを購入する理由がどこまであるのか考えておいたほうが良いでしょう。

本当の田舎のようなところには築浅の中古物件は皆無に等しいので新築で建てることも視野に入れながら検討されることをおすすめします。