一口に田舎に住むと言ってもどんなエリアに住むかによって生活が全く異なってきます。仮に自分が住みたいと思っている村や地域が決まったとして、具体的にどんな所に住みたいかをイメージするのは大切です。
田舎暮らしの実体験を元に幾つか例を挙げてみましょう。
村の中心部か比較的近い場所
村の中心部とは大抵村役場が位置する場所です。役場の近くに銀行・郵便局・スーパーなどがあり、買う物をえり好みしなければ生活はこれで事足りてしまいます。
日常生活程度であれば歩きのみで済ませられるかもしれません。その代わり役場付近はある程度整備されているので大きな畑作業をするスペースを確保しづらい難点があります。
それに銀行や郵便局は毎日行くものではありませんし、田舎暮らしとなると結局車は必須になるので、私の実体験の感覚としてはあまり村の中心部にこだわる必要はないと思います。
村の中心部から車で5分でも走らすと、畑作業をできるスペースのある家を確保することができるでしょう。田舎の中心部の規模って結局そんなものなんです。
家と畑だけが立ち並ぶ地域
村の地域の割合としては「家と畑だけが立ち並ぶ地域」が全体の大半を占めています。私がおすすめする地域はこのタイプです。本当に家と畑以外は何もありませんので、のどかな光景を楽しむことができます。
国道沿いでもなければ車の交通量も極端に少ないので静かな環境を楽しむことができます。その代わり自動販売機もないので、ジュース1本さえも車を走らせなくてはならないのが難点です。コンビニもありません。
田舎生活での買い物は「まとめ買い」が基本なので、歩く距離にコンビニがなくても慣れてしまえばさほど不便さは感じません。急に何か食べたくなった時に家にあるもので我慢できれば問題ないでしょう。
人里離れたエリアはどうか?
◆上級者向きだと思います・・
私が住んでいた村にも人里離れた地域がありました。
国道沿いではあっても山の中に入っていく地域や、周囲に何もないような所に家が建っているのを見かけることがありました。
私は人里離れた場所に住んでいなかったので完全には言い切れませんが、開放感よりも万が一何かあった時の不安感の方が大きいかと思います。
都会暮らしの方がいきなり人里離れた場所に住むというのはイメージしづらいと思いますので、まずは田舎の人がいる場所で暮らしてみてからステップアップしても遅くないと思います。
人との適度な距離を保ちながら、何かあった時に助け合えるくらいの場所が田舎暮らしをするのには最適の場所と言えるでしょう。