東京から初めて(ど)田舎に引っ越した時は家賃3万円のアパートでした。
東京に住んでいると「え、3万円!?安いじゃん」と言われてしまうのですが、田舎では3万円と言うのは結構値が張るものです。

初めて田舎で暮らしたアパートと呼ばれる一軒家

それでもっと安い所はないかと探すことにして超穴場の賃貸物件を見つけ出すことができました。具体的に私たちがしたことは「現地の農家の人と交渉して家を貸してもらった」ことです。

一生の間で今後することはないと思いますが、楽しい経験だったのでまとめてみたいと思います。

保存版!田舎で穴場物件を見つける極意

1.地域を走り回り空き家を探す

まず実行したのは空き家探しです。田舎はかなり過疎化が進んでいるので意外と空き家は多いものです。「空き家であればどこでも住める」というわけではないので、まずは外観を確かめて行けそうかどうか確かめます。

この時点で多くの候補が脱落してゆきます。理由は様々ですが、私の個人的な印象としては「人が住めなくなったので出て行った」という物件も少なくありません。

土地も余っているし解体するのもお金が掛かるのでほったからしているパターンです。

大きな期待と失望を繰り返しながら住めそうな物件をピックアップしてゆきます。ピンと来るような物件があれば次の段階へ移ります。

2.大家を探して住まわしてもらえないかお願いする

個人的にはここが一番難しいと思います。

・第一に、住めそうな家が見つかっても大家が見つからないことはよくあります。例えば先代が既に亡くなっていて子どもの代は比較的大きな都市に越しているパターンです。

貸し手が見つからなければ借りることはできません。

・第二に、知らない人にはなかなか貸してくれません。

当たり前ですよね。突然よそ者がやって来て「家貸してください!」って言われても・・困りますよね。しかしそれを承知でお願いするのが極意です。

奇跡かもしれませんが、私たちはこれで見つけました。

3.家賃と設備の交渉

私たちの見つけた物件は幸いにも以前に人に貸していた事があるものでした。それで大家さんの側にも「人に貸す」という意識があったのでそれ自体は難しくありませんでした。

しかし、ここからが本番です。

本当の田舎家だったので、サッシの窓がありませんでした。つまり、木の雨戸を開けるともうそこは家の廊下という超日本家屋だったのです。

それで窓のサッシを入れてくれるよう頼んだのと、お風呂にシャワーを入れてくれるよう熱烈にお願いしました。(あと、家賃をまけてくれるように)

その結果、無事に家を借りることができました!

田舎家

ちなみに家賃は22,000円です。キリの良い2万円という数字に収めたかったのですが、「車は一人一台1,000円」という意味不明の大家の提案の元に決まりました。

大家さんは歩いて5分の所に住んでおり、毎月直接現金払いで収めていました。大家さんは農家を営んでいたので、行く度に野菜を頂いたり楽しい経験をしました。

田舎で究極の賃貸物件を探すコツは「自分の足で周り、自分で大家さんと交渉して借りる」ことです。やってみると意外と難しくないかもしれません。機会があったらぜひ試してみてください!