団地イメージ写真
【イメージ図】

私の住んでいた田舎の地域は公営住宅が少なく、地域全体でも3箇所程度でした。そもそも公営住宅というのはどんな人のためのものでしょうか?

公営住宅 というのは一般的に持ち家がない低所得者層を保護するための取り決めの一環として行われています。

私の見た限りでは、田舎の人は基本的に自分の家を持っているので「地元で持ち家がない」という方は割合少なかったように思えます。

田舎では子どもたちの世代も大きくなると県の中心部や東京に出てゆくか、家の跡取りとなって残るパターンなので、村の他の地域に住み続けるということはあまり見受けられませんでした。

ということで(ど)田舎のこの地域にとって公営住宅はあまりニーズが少なかったものと考えられます。

田舎に住み続けるという選択肢

田舎にはもちろん低所得者層の方もいらっしゃるかと思いますが、無理してまで住み続ける理由は乏しいのだと思います。

本当に低所得で慎ましく生活するつもりであれば、都市部で自動車が必要ない地域の公営住宅が一番費用が少なく生活することができます。

率直な意見として、田舎の寒冷地は余分な出費が掛かるので生活の負担が重くなりやすい地域であり、コネがない限り仕事自体も少ないので生活をしてゆくには難しい地域と言うことができます。

それで村内の公営住宅には村の地元の方だけでなく、一定条件を満たせば外から越して来た方も入居することができました。私の知人でも県外から越してきた方でしたが家族所帯ということで入居していた方がおられました。

しかし、正直言ってどうしても条件の厳しい田舎の村に住み続けるという選択肢は経済的観点から言うとあまり必須ではないように感じました。

それでも田舎にとどまり続ける方たちは、それぞれ何らかの大きな理由があるのでしょう。