東京の夜景

私のように自然が好きで田舎暮らしに憧れる人もいれば、地元の若者たちはほとんどと言って良いほど都市部の暮らしに憧れるようです。

私が接している若い子たちの中では、この傾向は特に女子に強かったです。(結局は男女とも田舎から出て行ってしまうのですが・・)

都市部と言っても必ずしも東京でなくても構いません。例えば栃木県の那須や日光に住んでいるのであれば、宇都宮などといった県庁所在地のある賑やかな所に住んでみたくなるようです。

高校卒業後に田舎を離れるパターンが多い

この傾向は女の子の方が早く表れ、中学・高校になると徐々に見られるようになります。(都市部に遊びに行く回数が増えてゆきます)

特に高校は家から通えるところであっても高校卒業後は、先ほどの栃木で言うと宇都宮のような「親から離れて一人暮らをもしつつも都市生活を楽しめる(なおかつ親の仕送りでw)」ところへ住むことを好みます。

そして大学卒業後は大抵出先の場所か東京などの都市部で就職することになるので、地元に戻ってくることはまずありません。

確かに若者たちの現状として、田舎に帰って来ても農業以外の選択肢がなければ、自分からそれを選ぼうという気持ちにはなりづらいと思います。(わずかながら農業を選ばれる方もおられます)

そんな理由で村にいる若者たちはますます村からいなくなってしまいます。これが田舎の過疎化というものなのでしょうね。しかし近年は都市生活に疲れたり、自分が生まれ育った田舎の良さを再認識して戻ってくる方もおられます。

若者たちが東京に”盗られる”とは?

以前に地元の床屋さんで村人同士の会話を耳にしたことがあり、その時「若者たちが東京に盗られる」と言った表現をしていた人がいました。

東京から来たばかりの私が耳にした時はショッキングな表現でしたが、これが地元の大人たちの本音なんだなぁと実感しました。過疎化してゆく事を憂う村人の心の声だったのでしょう。

私自身東京に元々住んでいたので、都市部で暮らす事自体は悪いと思っていませんし反対もしませんが、東京なんてテレビで見るような華やかな生活ではないのですがね・・・

まぁ、若者たちは都市生活に憧れるのでしょう。何と言っても仕事も多く生活も便利です。