田舎と一口に言っても様々な顔がありますし程度も異なります。ここでは田舎度合いを3つのパターンに分類してみました。ちなみに私が住んでいたのは「普通の田舎」です。

市内に属している田舎

一昔前に起きた大規模な市町村合併の影響で名目上は「市」ですが実際のところどう見ても「田舎」という地域が増えてしまいました。

ここで言う市内とは合併前に市に元々属していた場所のことを指します。

市内であっても田舎のような場所は存在しています。大型のスーパーや商店が立ち並んでいる地域でも車で4~5分走れば豊かな自然を見渡すことができます。

生活の便利さと田舎の雰囲気を兼ね備えたのが市内に属している田舎の大きな特徴です。静かな環境で暮らすのが主な目的であれば市内での生活はおすすめの選択肢です。

いわゆる普通の田舎

先ほどとは反対の例として、市町村合併で「市」に格上げされたけれど元々は村だった地域です。名前は立派になりましたが人々の生活は以前とさほど変わりません。

生活全般に関しては車が必須ですが周辺地域にはある程度家が建てられており「地域の中」に住んでいるという実感もあります。のどかな雰囲気の中、人々が生活している様子も垣間見れるのが田舎の特徴です。

ど田舎

私が分類する「ど田舎」と言うのは田舎からさらに奥に入った地域のことを指しています。田舎には山村の中にわずか数件からなる部落があったり、本当に人里離れた地域に家が存在しています。

田舎もど田舎も車がなければ生活することができないのは同じですが、ど田舎は人を見かける機会がほとんどないという点や環境そのものが自然と一体化している部分が異なります。

田舎で生活していて車で運転していると「どうしてこんな場所に家を建てたのだろう?」と思わせるような家を見かけることがありました。日中は年配者が留守番をしており、夜になると市内から仕事を終えた若い世代が帰ってくるという構図です。

生活の便利さを求めるのであれば市内で田舎の地域を探すのが賢明です。一方、特定の目的があるならば田舎の地域で暮らすのが良いでしょう。いわゆる「ど田舎」で暮らすのは・・考えものです。