農具置き場

田舎の人から見ると都市部からやって来た移住者は何年たっても「都会者」と見られることがあります。それは移住者が「現地の人」と自分を区別して考えるのと同じです。

区別か差別か、ネガティブな意味があるかどうかにかかわりなく田舎ではそういう考え方をする場合があります。仮に田舎の人から受け入れられたとしてもそう見られることもあるので、一概に差別とも言えませんが・・

そこで、どんなタイプの移住者が受け入れられやすいか挙げてみました。

田舎に受け入れられやすい人のタイプ

現地で従業員として働く:正社員として働いている方はそれなりに地域でも認められやすいでしょう。「定住してくれる」または「村のために働いてくれている」という安心感が交流の扉を開くきっかけになります。

一方アルバイトではやはり「都会者」なのかなぁと感じます。バイトであれば何時でも辞めることができるで、田舎の人にとっては「いつかは辞めて帰ってしまう」という寂しさがあるのではないでしょうか。

店を開いて地域の人と交流:レストランなり喫茶店なり、何かのショップなどを開いて定期的に交流を図ると地元の人とも親しくなれます。

どの程度親しくなれるかは定住するかどうか、こちらがどれだけ田舎にのめり込めるかにもよるでしょう。顧客の対象が田舎の人であるならば関係が良いかどうかは店の存続にも直接影響します。

何かを与えられる存在、それなりの地位:数少ないケースではありますが、現地で診療所を開設したり、何らかの会社を開いて現地の人を雇用できれば、地元にそれなりの価値を与えることができれば認められます。

地元に嫁ぐ:別に勧めるわけではありませんが、地元に嫁ぐと姓も変わり地元の人に受け入れられやすくなります。しかし田舎の人がすることと同じ行動をすることが求められるので、それを望まない人にとっては大きな圧力になることもあります。

「一平さんところの嫁さん」みたいな感じで呼ばれ、地元の家族の一員として認められるでしょう。

都会者でもいいじゃないか

元々都市部の方であれば近所付き合いも少ないので、現地の人と仲良くはしますがそこまでして認められなくても良いかもしれませんね。

私も田舎で生活していて何年たっても「都会者」でしたが、大家さんを始め近所の人とも仲良く付き合うことができて大変満足でした。

結局その人となりを見て仲良くなったり友人となるので、「都会者」と見られていてもあまり関係ないんじゃないかなぁと思います。

ひとつ言えるのは、地元の人が「都会者」と言う背景には若干の偏見が存在する場合もありますが(今は以前より少なくなっている)いつか都会に戻ってしまうという一抹の寂しさもあるんじゃないかと思います。