田舎で暮らしていると都市部とは違う生活の特色が見受けられます。その一つとして田舎(畑の周りの地域)では一日数回空砲が鳴るということです。

家に一日いると定期的に昼間の時間「バーン」と銃声が鳴り響きます。最初は何の音なのか判らなかったのですが、後になってそれが空砲であることを聞きました。

なぜ田舎のある地域では空砲を鳴らす必要があるのでしょうか?

動物による作物の食い荒らしを防ぐため

田舎ではサルやシカなどが畑の作物を食い荒らすという被害が頻発しています。私の住んでいた田舎では主にサルの被害が多かったようです。

家の大家さんも「裏庭の桃を食われてしまった」と嘆いていました。趣味の畑ならともかく、事業を営んでいるのであれば大きな問題です。

カカシ

多分「カカシ」はあんまり役に立たないので、銃の空砲を何度か打って動物が近づかないようにしていたのでしょう。

田舎での動物との共存は本当に難しいと思います。人は「動物が作物を食い荒らした」と言いますが、動物からしてみれば「住まいを追い出されて勝手に家や畑を作ってしまった」ということなのでしょう。

シーズンによっては山にあまり木の実などの食べ物がないと動物も山から降りて食べ物を探しに来るようです。

以前近所の小学校のプールに熊が出没して大騒ぎになったことがあります。人間と動物、それぞれのテリトリーはあると思いますが、上手に共存を図って欲しいものです。

田舎では実弾も飛び交う

実は田舎では空砲だけではありません。実弾も実際に飛び交います。

村の中には猟銃を持っている人もいるようで、シカを撃って仕留めたものを食べたりするようです。

田舎のある地域によっては「水平撃ち禁止」(猟銃の)なんて看板を見かけることがあります。もしかしたら自分のいる場所の近くで実弾が飛んでいるのかと思うと・・ぞっとしますね。