畑と花と雑草たち
【夏場は作物と花と雑草でぼうぼうです】

田舎で家を借りるとなると場所によっては庭が広大に家に住むことになるかもしれません。私が住んでいた家も車が楽に10台以上駐車できる敷地があり、夏場は畑で作物を栽培していたほどです。

勘の良い方はお気づきになられたかも知れませんが、これだけ庭が広いと夏の時期は「雑草が」次から次へと生えてくるのです。

刈払い機「ビーバー」を使っての草刈り

草刈機には2種類あり、刃の部分が鉄でできているものと、ナイロン製の太いひも製のものです。私は以前にひも製の草刈機を頂いていたので普段はこちらを使っていました。(ビーバーという名前のものです)

私も畑仕事は全くの素人なので、鉄製の草刈機を使って万が一怪我をしたら怖いのでビーバーを使用していました。

一般の草刈機はガソリンとの混合燃料を使って回すそうですが、ビーバーは電気を使って動かします。そのため長めの延長コードが必要になり、私はドラムのコードを精一杯伸ばしてました。

足を切ると危ないので必ず長靴を履いての作業になります。家の敷地はとても広く、毎回1時間くらいは作業に費やすことになります。

大家さんに無断で除草剤を撒かれることも

家の敷地前には田んぼがあり、そこは大家さんの所有しているものでした。

家も近いせいか大家さんは時期になると田んぼの様子を見に来たりウロウロしていることが多くなります。田んぼの端っこも雑草が映えるので定期的に除草が必要です。

しかし大家さんたちは農家のプロなので、草刈機も使いますが積極的に除草剤も使用します。除草剤を使うとあっという間に草が黒くなり枯れてしまいます。

草を枯らしたり生成を抑えられるメリットはありますが、枯れた草が辺り一面に焦げ茶色に染まるので見た目もよろしくありません。

ある日大家さんがわが家の軒先にも除草剤をかけてくれたのですが、目が悪いせいか私が育てている植物にもかけられたという悲惨な経験があります。

草ぼうぼうだと近所から冷たい視線が・・

「何で大家と言えども人の家の敷地に勝手にまくの?」と思われる方もおられるかも知れません。それには幾らか理由らしきものがあったようです。

田舎で生活していて庭の草木がぼうぼうだと「あの家は手入れがされていない。だらしない家だ」と冷たい視線を向けられることが少なくありません。

もしかすると“私の感覚では「まだ大丈夫」と思っていても田舎人の感覚だと「草ぼうぼうだろ」と思われていた”のかも知れません。

その証拠というか、草刈りを終えると直ぐに決まって近所の人が「きれいになったねぇ~」と間髪入れずに声を掛けてくれることが少なくありませんでした。

今思うと「やっと草刈りをしてくれましたか!」という意味だったのかもしれません。田舎では草刈りも自宅の定期的なメンテナンスの一つなので、草ぼうぼうになる前に刈っておきたいものです。