私の住んでいた田舎は関東でしたが降雪の多い地域で、一度振降ると30センチほど積もります。それで冬といえば雪=雪かきの季節となるのです。
基本的に国道と県道、住民が通る主な道は村の除雪車が作業に来てくれます。例えば前日に雪が降ったとすると、翌日の朝早くに除雪をしてくれるという具合です。
それに加えて住んでいた所はスキー場などのレジャー施設も多く、村も観光に力を入れていたので、国道は比較的除雪がしっかりなされていました。
自宅周辺は自分で雪かきを行う
しかし、自分の住んでいる家や駐車場、敷地から道路までの間は自分で除雪しなくてはなりません。前日雪が降ると翌日の朝は早めに起きて雪かきに追われます。
まずは玄関から車にたどり着けるようにスノーダンプで道を作ります。(ママさんダンプとも言います)都市部の人は恐らくご存じないと思いますので、下の写真を参考にしてください。
次に車に積もった雪を全て払います。
運転席側を最初に除雪して車内に入りエンジンをかけてアイドリングしております。そうするとフロントとリアに付いていた雪が徐々に溶け出します。
その後は車周辺を除雪して、道路まで出られるように道を作ります。近所の人も通る共同の道がありますが、誰が除雪するかという決まりはないので、最初に出かけたい人が行うという不文律のようなものがありました。
ここまでできればやっと外へ出かけることができます。
しかし、それで終わりではありません。仕事場の駐車場も雪かきしなければ駐車もできないので、次は仕事場の雪かきです。
最初に自宅-職場の雪かきが終わる頃はヘトヘトになっています。
(来たばかりなのに家に帰りたくなります・・)
雪かき自体は体力仕事なので大変なのですが、一心に何も考えずに雪かきをするものなかなか良いものです。都会の生活では決して味わうことの出来ないさわやかな疲れを覚えることでしょう