田舎というと地元の人々はどんな仕事をしているのでしょうか?私自身が田舎生活を実体験しつつ、村の人々を観察したものを分野別にまとめました。
・公の仕事
役場や銀行、郵便局などで働いている人は村の中でも一番安定した仕事です。銀行は支店なので外部から通っている人もおられると思いますが役場に関してはほぼ地元の方で構成されているようです。
就職はコネによるところが大きいと思うので外部の人が入り込む余地は皆無に等しいでしょう。他にも小学校や保育園などがわずかにあります。
・レジャー系
ホテルやペンション、スキー場などの観光地の仕事もあります。ペンションは都市部から引っ越してきて開業している人が少なくありませんでした。
ただ、一時のブームも過ぎ去ったのかペンションの経営は年々難しくなってきているようです。ホテルも経営難が続き潰れる所もあります。(若干でしたがホテルや温泉での仕事の需要もありました)
スキー場は冬の時期だけなので、地元の人、主に夏場農家を営んでいる人が冬の収入のために働いています。
・一般の小売業
コンビニエンスストアや小さなホームセンターがありましたが、ほんのごくわずかでした。時折求人はあるも日中は時給720円という最低賃金での雇用です。
それでも常に人は入っていたので、よっぽど他の場所で働くのが難しいということなのでしょう。[関連記事] 本当の田舎には便利なものは少ない
・他には
土建業や一般の会社もわずかながら存在していました。
農家が圧倒的に多かった
いちばん多かったのが農家だと思います。元々田舎の産業というのは農業中心と言うのが日本の田舎のスタンダードなのです。
卸先は農協(JA)や農産物直売所などです。大規模にビジネスとして取り組んでいる農家や、年配の夫婦が趣味として行っている所もあります。
いずれにしても村内では外から引っ越してきた人が手軽にできる仕事などほぼ無かったのは事実です。色々な理由で引っ越して来る人はいますが、大抵は車を走らせて市内まで仕事に出ていました。