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田舎の多くの地域には「温泉地」が存在しています。温泉宿やホテルを経営しているのは地元の人か近隣の地域の人たちでしょう。
しかし従業員たちに関しては必ずしもそうではありません。社員やパートさんたちも含めて「外部からの人たち」も少なからずいるのです。
フロントの接客や厨房・掃除や布団敷き、風呂掃除の方たちに至るまで幅広い職種が温泉地にはあります。私も実際に村に住んでみて気が付いたのは、「温泉地に流れてくる人たち」がいることです。
なぜ温泉地には人が流れて来るのでしょうか?
温泉地は「新天地」として生活を始めやすい
色々と人に言えない理由により「第三の地」を求めて流れてきます。一昔前の日本の温泉地はいわゆるブームも重なり景気が良かった時期があります。
事情がある人達が流れてくる理由として、住まい・仕事の確保と「以前との関わりを断ち切れる場所」と言うものがあります。田舎の若干人里離れた山村部にある温泉地は条件の全てを満たしているのでしょう。
その人の過去の事情というのは知る由もないものですが、田舎の地元の人たちの中にはいわゆる「流れ者」として蔑視する傾向があったようです。
温泉地というのはいわゆる「レジャー施設」ですが、割合は別としてその中にいかがわしい事をしている人たちもいたようなので、田舎の人たちが敬遠する理由も確かに理解できます。
もちろん全てがそういうわけではありませんし、クリーンなイメージとして変化している地域もあるので誤解はないようにしたいのですが、日本の温泉史の一部としてそう言う事実もあるようですね。
田舎への移住との関係は?
温泉地が近所にあると気が向いた時に楽しむことができるのが最大のメリットです。特に人のいない週中に入る温泉は格別です。
ただし場所によっては村営の温泉施設よりも値段が若干高い所があるので、もし頻繁に通いたいのであれば村営の温泉のほうが経済的だと思います。
温泉施設周辺の地域は従業員の寮があったり、関係者が住んでいたりするので純粋に「田舎暮らし」と言う環境を満喫できるわけではないことも覚えておきましょう。
良し悪しは別として、田舎の人たちとは雰囲気が違うのは事実です。
もし温泉地のある地域への移住を検討しているのであれば、車で通える距離でなおかつあまり近過ぎないほうが田舎の素朴な環境を楽しむことができるでしょう。