田舎でも寒冷地では「水抜き」という作業が必要になります。
それでは水抜きについて簡単に説明しましょう。
関東圏といえでも標高が高い地域ではそれなりに冷え込みます。私の住んでいた地域でも特に寒い日は氷点下10~15度まで下がります。(北海道ではありません!)
外がそこまで冷え込むと家の中もかなり寒くなります。家の中でも台所は北側に位置しており、お日さまの光も当たらないので冬場は非常に寒いです。
冷え込みの強い時期は台所も氷点下にもなります。そうすると台所全体が凍りつきますが、給湯器内に水が残っていると管の中に残っていた水が膨張して爆発を起こすのです。
そうなると給湯器自体が壊れてしまい買い替えなくてはなりません。再び買うとなると本体だけで3~4万円もするので家計にとって大きな痛手です。
それで毎晩寝る前には必ず水抜きをするのです。
水抜きを行う手順
水抜きの方法は以下のとおりです。
まずは水道と給湯器をつながっている部分の元栓を閉めます。この時点で給湯器からは水は供給されていない状態になります。ここから給湯器のボタンを押して水を出します。
それから給湯器の下にある排水口を開けて水を出したら終了です。
この儀式は毎日寝る前に行います。私たちは誰が水抜きを行うかに関して決め事はしていませんでしたが、大抵一番最後に寝る人が実施します。
ちょっと面倒くさいのは夜中トイレに行きたくなった時です。
トイレはくみ取り式だったので水は使わないとして、用を足してから毎回先ほどしていた作業の逆の事をしてから再び水を抜かなくてはならないでのです。
これが面倒だったので極力寝る前は水を飲み過ぎないようにしていました。
各地域によっても異なりますが、私たちの住んでいた場所では、この作業を冬の時期の大体12月終わりから3月初めまで行う必要がありました。
入居時には器具の確認を
気を付けなくてはならないのが寒冷地の田舎でアパートを借りる場合です。
スキーシーズンのみとか一時的に住むことの多いアパートの住民はほとんどが東京などの都市部から来ているので、水抜き作業を知らずに給湯器を壊したまま退去する人もいるようです。
引越し時には必ず給湯器の動作も確認しましょう。
都会で住んでいる方たちは「水抜き」なんてご存知ないかも知れませんが、寒冷地の田舎生活では必須事項です。