これから田舎暮らしを始める方にとって大きなハードルの一つとなるのが
「自分と家族をどのように養うか」という問題です。
既に定年退職やセミリタイアをされて、生活資金に余裕のある方たちは問題ないでしょう。しかし、多くの移住者が仕事をしなくてはならず、仕事の問題が一番のネックとなって「退職してから移住しよう」という選択に至ってしまうかもしれませんね。
では、田舎ではどのように仕事を見つけることができるのでしょうか？
田舎では外部の人が仕事を探すのは難しい
端的に言って本当の田舎の地域は外者に対して仕事の門戸を開けている所は少ないと言えるでしょう。
現地でのどのくらい仕事が公募されているか試しに自分がこれから住もうと検討している地域のハローワークのページを探すと正規の募集を見つけることができます。これがその地域で仕事を探す基本的な方法です。
その他は新聞の折込広告などがありますが、ネットと連動していない場合もあるので現地の新聞を取らないと見つけることができません。（アルバイト程度の仕事が多い）それにアルバイト程度の仕事では家族を養うことは難しいでしょう。
一応地元にも何かしらの産業があると思いますが、村内で回しているところが多いので特別なコネがない限り見ず知らずの人が入り込んで採用してもらえる確立は非常に低いと思います。
隣接している市内で仕事を探すのが無難
別の方法としては住もうとしている村に隣接している市内（比較的規模がある）であれば村内よりも仕事の募集があるでしょう。これも職場までどの程度の距離なのか、通勤して行けるのかを慎重に検討する必要があります。
私の経験則では、車で１時間の通勤というのはさほど遠くなく、走っても疲れないので無理なく通える距離です。（個人差があります）これが一番スタンダードな方法です。
他には地方自治体が田舎への移住と仕事をタイアップしているものがあるかもしれません。しかし必ずしも思わしい仕事があるわけではなく、中には「農業始めませんか？」とスカウトされることもあるかもしれません。（本人が関心があれば良いのですが）
いずれにしても引っ越してから考えるようでは遅いので、居住する地域を考慮する際には仕事の点も同時に検討してその地域が相応しいかどうか判断することをおすすめします。
