田舎の道路と青い空

週末だけの田舎暮らしとなると、週中は都市部に住んで週末のみを楽しむという形式になります。恐らくこのタイプの方は週中は会社で仕事をされている方が多いと思います。

今後完全に移住するかどうかにかかわりなく、週末のみの田舎暮らしを楽しむために役立つ点をまとめてみました。

無理なく通える範囲で場所を選ぶ

自宅から車で無理なく通える範囲内の地域を選ばれるのをおすすめします。車だと高速道路を使うかどうかに関わりなく1~2時間くらいの地域が疲れない程度の範囲です。

それを超える遠い場所だと行き帰りに疲れてしまい、週中の活動にも響いていくるので適度な距離の場所がおすすめです。例えば東京にお住まいであれば千葉の房総や伊豆当たりまでがそこそこ近場にあたります。

北関東県の山間(やまあい)の地域になると出発地が東京のどこかにもよりますが高速道路を使っても3~4時間かかるので少し遠いかもしれません。

週末の田舎暮らしであったとしても、日曜日の夜は自宅で体を休めて時を過ごすくらいの余裕が翌週に疲れを溜めないコツです。

どんな活動を楽しみたいかにもよる

週末どのような活動を楽しみたいかによっても住む家のタイプは異なります。農作業を楽しみたいのであれば、農園を借りるか庭が広い家を用意しなくてはなりません。庭が広いと畑もできますが、夏場は草がぼうぼうに生えてくるので意外と管理に手間がかかります。

温泉に通ったり釣りなどのレジャーを楽しみたい方であれば、ご自身の気に入った拠点の近くに家を用意されると良いので、さほど家の形状は最重要な部分ではないかもしれませんね。

人によっては読書をしたりコーヒーを飲んだりと、ゆっくり時をくつろぎたいだけの方もおられるかもしれません。それぞれの目的に応じた環境を選ばれることをおすすめします。

どのくらいの期間使用するかも考えておく

いずれにしても今のところは週末2日程度の短期滞在型なので、その家をどのくらいの期間使用するかも考慮にいれると良いでしょう。つまり費用面との兼ね合いです。

購入する必要があるのか、賃貸が良いのかをご自身が使用したい年数に応じて検討することができます。退職後に移住をお考えなのであれば、今の時点で購入するのも一つの方法です。

ただし、週末のみ過ごすのと実際現地で毎日暮らすのでは何かと違う部分もあるので、ある程度生活全般に関してシュミレーションしてみることが必要です。

もし退職後に田舎生活を検討されている方であれば年々車の運転が難しくなってゆくことを念頭に置きながら考えると良いでしょう。(60代と70代の方では運転に関する状況が異なってきます)

もし月に1~2回ほどしか田舎に行けないのであれば、今のところは住まいを用意せずに行きたい時だけホテルや旅館に住むのも一つの方法かもしれません。

家の掃除や洗濯をする手間も省けます。そして最近の車は車内も快適で、必要な物もたくさん積み込むこともできるので意外と便利です。

いずれにしても、週末の田舎暮らしをされる計画のある方は、その目的や金銭面・管理面でかかる時間や費用を比べながら検討されることをおすすめします。