実際に田舎で生活してみて感じたことは「シンプルな生活を楽しむことができる」という点です。
なぜかと言うと都会ほど周囲の状況に左右される必要がないからです。
例えば着るもの一つにしても都市部では自分が着ている服装のステータスを少なからず気にすることがあります。常に周囲を意識して生活することに慣れているからです。
しかし田舎ではそういった面で人と比べたりすることはないので、好き好みは別として周囲をあまり気にしなくなっていきます。基本的に清潔できちんとしていれば、それ以上のことはあまり考えません。
購買意欲が低下する理由とは?
他にも都市生活と比べると圧倒的に広告を見る回数が減ります。
田舎にはおしゃれな店など何もありませんので、購買意欲が都会よりも低くなってゆくのに気が付きました。
男性では電化製品、女性ではファッションにかける時間とお金は都市部とは異なるでしょう。田舎は選択範囲の幅が狭いので、あれこれ考えることは段々と少なくなってゆきます。
もちろん田舎でもネットを使えば欲しいものがいつでも手に入りますが、煽られることが減るので購買意欲そのものは自然と下がってゆきます。
これがシンプルな生活に変化してゆく上での大きな要因です。
節約志向を身に付ける機会になる
田舎は仕事が少く都市部ほど収入が良くなかったり、自動車やガソリンなどの燃料費にかかる負担が大きいので「節約志向」が身についてゆきます。
問題が起きたら直ぐに買って解決することから「無いけれど満足する」思考に徐々に切り替わってゆくのを私は感じました。
本当に必要な物は購入しますが、無くてもやってゆけるという感覚が生まれたり「今すぐ買わなきゃ」という圧力を都会ほど感じることはありません。
さらに田舎は本当に野菜が豊富なので頑張れば食費は都会と比べてかなり削ることができます。家計が大変だからと言うよりかは、野菜をたくさんもらうので買わなくても良いことが増えてくるというのが正直な感想です。
つまり田舎では楽しみながら節約生活をすることができるのです。
上記のような感じ方の変化を経験することができれば、もし都会に戻ったとしても以前とは別の視点で物事を見れるようになるので、都市部でもシンプルな生活を目的を持って楽しめるようになれるのもメリットの一つです。