田舎の川の流れ

子どもの頃、東京に住んでいた時には「水道水はまずい!」というのが定説でした。学校や公園で気にせずに飲んでいましたが随分とカルキ臭かったですよね。それで、大人になるにつれていつの間にか水道水は飲まなくなりました。

近年は上水道の改善により水道水も美味しくなったと聞きますが、依然として飲み水は「買うもの」あるいは「浄水器を通してから飲む」というのがスタンダードです。

まるで〇〇のおいしい水のよう

私が東京から田舎に引っ越して受けたカルチャーショックの一つが「水が美味しい」ということでした。水がカルキ臭くないだけでなく独特の味があることにも気が付きました。

田舎の水は美味しいだけでなく冷たいので、まるでコンビニで買うミネラルウオーターを飲んでいるようでした。同じ村内でも地域ごとによって水質や味も若干異なります。

友人が住んでいたのは少し山あいに入った地域で山からの湧き水を水道水として使っている家でした。そこで飲む水は本当に美味しくて、水を飲んでいるだけで健康になる気がしました。

その友人も毎日水を2リットル飲んでいて健康そのものでした。水がきれいということは、山や森林があり空気もキレイということです。

村内のどこに行っても空気が美味しいのですが、山道に入って行くと木が茂っている場所、特に雨上がりの時に森の香りを楽しむことができるのは田舎ならではの贅沢です。

お隣の国では大気汚染とかPM2.5とかで騒いでいますが、空気がキレイというのは人が住む上での必要条件だと本当に思います。水と空気がきれいなだけで長生きできる気がします。