会話をする夫婦

田舎暮らしを検討するにあたり家族で十分に話し合う必要があるでしょう。

現在田舎暮らしを考慮している方の多くが3、40~60代の方たちだと思いますが、主に夫婦間でのコミュニケーションを図らなくてはなりません。

なぜならば問題が生じやすいケースとして田舎での生活に関して夫婦で温度差があまりにもありすぎると、意見の相違をきっかけとして、都会-田舎での別居生活ということにもなりかねません。

これではせっかくハッピーになるための田舎暮らしが台無しになってしまうでしょう。

夫と妻の考え方の違いを考慮に入れる

ここでは夫の趣味や希望が高じて田舎暮らしを検討してゆく状況を想定してみましょう。

元々夫の趣味にも常に妻が同伴して楽しみを共有してきたのであれば、田舎暮らしはその延長線になるのでさほど問題にはならないかもしれません。しかし、今まで夫一人で楽しんできた分野のものであれば注意が必要です。

もしかすると妻の側が都市生活の方が快適に感じており、生活環境や都市部で楽しめる趣味を満喫してきたかもしれません。

また田舎暮らしは大抵自動車が必須になるので、運転免許を妻が持っていなければきっと不安に感じることでしょう。夫がいつも一人で出かけるならば妻は取り残された気持ちになるでしょうか。

老後(70代以降)体力が衰えた時に本当に田舎で夫婦二人でやっていけるのか心配かもしれません。(田舎では車が必須です)

妻の意向を十分に聞き入れて決めるのが得策

それで、主に男性の側の気持ちが強すぎで十分に話し合うこともせずに、移転後になって始めて様々な問題が噴出することも十分にありえます。

決定する前の検討している段階で、夫の方たちは自分たちがこれからどんなライフスタイルを送ってゆきたいのか熱く語るだけでなく、妻の意見を十分に聞く必要があります。

それを踏まえて、実際に移転した後に解決することができるのか十分に案を出して話し合わなければなりません。もしそこで妻が納得しないのであれば押し切るのはあまり得策とはいえないでしょう。

何らかの妥協案を出しながらお互いが譲歩し合いながら、二人とも納得できる結論を出してゆくのがベストです。

子どもたちや親とも話し合う

もし夫婦で結論が出て、子どもたちと話し合うのであれば現在の住居を残してゆくのか、自分たちが老いた時に世話の拠点はどこになるかも話し合いましょう。

子どもたちの世代が仕事のない田舎へわざわざ越してくる可能性は低いので田舎を引き上げることも考えながら話し合う必要があります。

反対に自分の親であれば、本人の意向も確認しつつ呼び寄せるスタイルになることが多いと思います。いずれにせよまずは夫婦二人でしっかり話し合うことが田舎生活を成功させる上での基礎になります。